「不正」続出に思うこと(2024.9.12)
JR貨物で、貨車の車輪・車軸の取付作業のデータ改ざんがあったそうである。車軸組み立て時、基準値を超過する圧力をかけていたとのこと。それが新山口駅での車軸折損による脱線事故につながったのなら、とんでもないことである。ひとたび事故が起これば、物流は滞り、何より人命が失われかねない。
昨今、この類の報道をよく耳にする。調べてみると、不正の内容と危険性がすべてが同じとは言い難いところではある。法令遵守と安全の担保は必ずしもイコールではが、そうである以上、両方やらなければならない。法令遵守はおろか安全までないがしろにするようでは論外である。
かつて工場に立っていた私はつらつらと思う。経営と現場が乖離していないか。風通しが悪くなっていないか。経営者は現場を見て現物を確認して現実を知る努力をしているか。現場は人が足りているか。経営側の妄想に合わせて現場を粉飾していないか。・・・・・・
心配と不安ばかり増す世の中である。